政策
区民の安心と安全を支える区政の実現に向けて

生まれ育った千代田区を、どこよりも誇れる街にしたい。
千代田区は、立法・司法・行政の三権及び経済・金融という首都機能を備えた日本の中心、東京の顔であるとともに、江戸開府400年以上の歴史・文化がまちと人々の生活に息づいているだけでなく、中心に位置する皇居の存在が、歴史と文化、風格などのイメージを高めています。 一方、わが国の人口が依然として減少傾向にある中、本区の人口は、平成12年に過去最低の39,297人まで落ち込んだものの、平成29年4月には6万人を超え、今なお人口の増加が続いています。 その要因は、都心回帰の影響に加え、これまで積極的に展開してきた子育て関連や高齢者福祉に関する様々な施策の効果であり、今後も、子どもと高齢者層を中心に、本区の人口は増え続けていく見通しです。
こうした中、区民の皆様の生活の安心と安全を確保するため、区政を取り巻く幅広い課題に対して、人口の増加を見据えた形で積極的に取り組んでいかなければなりません。
私は、千代田区の未来を築くため、以下の事項を重点として、常に区民の目線に立って、
区政に対して責任ある立場として全力を尽くし、取り組んで参ります。
- 新型コロナウイルス感染症対策
コロナ禍によって大きな影響を受ける区民生活や地域の賑わいの中心である飲食店を支えるため、また、次なる感染拡大に備え、ワクチンの接種や医療の体制づくりなど、区民の命と健康、日々の暮らしを守る取組みを進めていきます。
- 生活環境の整備・改善
本区の地域特性を踏まえた景観を守り育て、また、内堀、外濠、神田川、日本橋川といった水辺資源を魅力ある都市空間へと再生し、水辺や緑に親しめるなど、誰もが気軽に楽しみ、親しめる環境づくりを進めます。また、受動喫煙対策の推進と喫煙所の確保、客引き行為の防止対策、及び放置自転車対策などを推進し、区民の安全で快適な生活環境を実現します。
- 災害・危機管理の対策
首都直下地震や豪雨による水害などの自然災害はもとより、建物の耐震化や災害発生時の情報連絡体制、医療提供体制の確立、及び避難所や帰宅困難者一時受け入れ施設の充実を図り、区民の安全で安心なまちづくりに努めます。
- 健康づくり・DXの推進
健康寿命の延伸のため、乳幼児期から高齢期までの各種健診の充実や予防接種の充実を図ります。また、区民の歯と口腔の健康増進のため歯科検診事業の充実と問診記録等の健診データ等のデジタル化を進め、区民生活の利便性を高めます。
- 地域コミュニティの充実と中小企業や商店街の活性化
町会等とマンション住民の連携やポストコロナに対応した新たな地域コミュニティの構築を図り、また、商店街の活性化や中小事業者の事業継続を支援し、まちの賑わいや地域経済を支えていきます。
- 高齢者や子ども・子育ての支援
高齢期を迎えられた方が健康で生き生きと、住み慣れた地域で安心して暮らせるようにするとともに、次世代を担う子どもたちに質の高い保育・教育を提供し、子どもと親の育ちを地域全体であたたかく支えるまちを推進します。また、発達に心配のある子どもへの支援や学校施設の計画的な整備に取り組み、子どもたちの教育環境を整えます。